ブログを始めて丁度1ヶ月が経過致しました。
こう見えて毎回工夫や改善を加えながら皆様の反応を受け、少しずつ勉強させて頂いています。
そして今回ちょっと真面目な記事を書きたいと思います。
大先輩ブロガーイケダハヤトさんのブログの中にこんな記事がありました。
「解決したい課題」を見つけるまでは、ウェブサービスは作らない方が良い
大変おこがましい話なのですが、新しい企画やサービスに関して僕も同様のことを考えておりまして、
よくぞここまで的を得た活字に書き起こせるなぁと改めて尊敬した記事です。
さて、
僕が何か新しい企画やサービスを考える際、根本としてあるのは
「人間の強い欲求を満たすものであるか」という視点です。
初回のブログで紹介した
『You先席』なんて企画は正にソレで、
「疲れたから席に座りたいっ!次の駅で降りる奴はどいつか知りたい!」
っていう僕が感じた強い欲求があり、その欲求を満たすべく生まれた企画です。
その人間の欲求というものを考える際に、
なんか昔学校で習ったような習ってないような・・・ってのが
『マズローの欲求階層説』です。皆さん、覚えていますか?
僕がWebサービスの企画を考え始めたのが1年程前なのですが
その頃から、このマズローさんの決めごとは結構意識しています。
なぜ、人間の根源的な欲求に基づいたサービスが良いのか、
それは、『共感性』と『中毒性』という2つのポイントで有利に働くからです。
これまで色んな方に『You先席』の企画を話す機会があったのですが
嬉しいことに、多くの方から「おもしろい」とか「このサービス欲しい」とか仰って頂けました。
これは「席に座りたい」=「疲れたくない」=「健康で快適な身体でいたい」
という強い欲求を多くの人が感じており、その欲求を満たすサービスに
強く『共感』しているからだと思います。
また、疲れたくないという欲求は大抵の人が日常的に求めている欲求なので
電車に乗ったらまずアプリを起動する、という中毒性も持っているのです。
この『共感性』と『中毒性』を持ったサービスは強いと思います。
少し前に話題になった「color」という写真共有アプリは
その発想こそ斬新であったものの、「近くにいる人だけで写真を共有したい!」
なんて欲求を経験した人なんてほぼいないので、
『共感性』も『中毒性』もなく、ユーザーが集まらなかったのではないでしょうか。
逆に多くのユーザーを魅了している既存のwebサービスを
マズローさんの欲求階層説に当てはめてみました。
どうですか。何となくソレっぽくないですか。
普段何気なく使っているWebサービスも、実はこのマズローのやつから
その人気の秘密が見えてくるわけです。
新しい企画を考える時、ブレイクダウンの段階として
欲求→課題→解決法→サービス というまとめ方が出来ると思います。
ある課題を発見出来た時にすぐに解決法に進むのではなく、
一旦上流に上ってそこに人間の根源的な欲求があるのかどうか
という切り口からも分析すると、より多くの共感を生む課題(サービス)になるのではないでしょうか。
ここまでお読み頂いて、
「いや、偉そうに言ってるけど結局イケダさんが言ってることのパクリじゃね?コイツ馬鹿じゃね?」
と思ったあなたは、「他人の行動を批判・否定し、自らの正当性を主張したい」という
欲求に満ちていますね。ご安心下さい。
その欲求を満たすことができる、
2ちゃんねるという素晴らしいサービスがあります。
そして今週の企画は人間の、というか男の強い欲求を満たす企画となっています。
それは 「雑誌を購入しなくても袋とじの中身が見ることが出来る」 スマートフォンアプリ、
『こじあけーる(仮)』です!
うん、過去最悪のネーミングセンスですね。
だんだん某製薬会社から発売される商品の名前みたいになってきました。
すいません、概要だけ見るとすごい期待値の高い
アプリに思われてしまうのですが、今回は有料サービスです。
そしてこのブログ開設以来初めてとなるBtoBの側面ももっています。
使い方は簡単。
アプリをダウンロードし、クレジット決済情報を登録しておきます。
そして、ある日コンビニで週刊誌などを立ち読みしている時に
すごい魅力的なタイトルの袋とじが現れたらどうしますか?
立ち読みしながら無謀にも隙間から強引に見ますか?
それとも湧き上がる興味に負けて、その袋とじの中身を見るためだけに雑誌を購入しますか?
中身を見るのを諦めて、仕方なくコンビニを去りますか?
「雑誌はいらないけど、今この時この場所で袋とじの中身だけが見たい!!」
そんな欲求に駆られますよね。
そこで『こじあけーる(仮)』の登場です。
あなたの手元にある雑誌を良く見て下さい。
袋とじの表紙にQRコードがあるではありませんか。
そのQRを『こじあけーる(仮)』のアプリカメラで読み取り、雑誌価格の1割~5割ほどの価格を
クレジットで支払うと、中身の写真がアプリ上で閲覧できるのです。
もちろん、前提として各出版社へ『こじあけーる(仮)』のスキームを提案し導入して頂く必要があります。
■出版社側のメリット
①これまで何も生み出さなかった「立ち読み読者」から新しい収益が生まれる。
②強引に袋とじを開けられてしまうリスクが軽減出来る(商品価値の維持)。
正直、雑誌(特に男性向け週刊誌)なんて今ほとんど売れてないだろうし
「立ち読み層から課金する」という視点は、結構刺さるのではないか、と個人的には思ってます。
そしてこれ、単純に中身のコンテンツを有料で売れば良いってもんじゃないんですよ。
あくまで袋とじについてるQRからの誘導でなければ多くの課金は見込めないと思います。
すぐそこにあるのに見ることが出来ないもどかしさ、そのシチュエーションが
最大の広告効果となって、課金に繋がるのです。
ユーザーにとっても、
「この袋とじ見たいな~。でも雑誌(500円)買ってまで見たくもないし。。」
という状況で仮に100円で中身が見ることが出来ればハッピーでしょう。
そして課金の5%でも『こじあけーる(仮)』が手数料として取れればまさにwin-win-win!
今回の企画は以上となります。
『こじあけーる(仮)』について
「おもろい!」とか「自分も使ってみたい!」という方は
是非ともいいね!やツイートをして頂ければ幸いです!
さて、今回改行を大幅に無くしてコンパクトにしてみました。
「読みやすくなった!」「前の方が良かった!」「どーでもいいわ」など
ご意見ございましたら、下のコメント欄からご感想頂けると嬉しいですー。
では、引き続き、宜しくお願い致します。